色んな人が見てきたから

毎年大晦日に行われる紅白歌合戦は、1年を締めくくる区切りの意味でのイベントとして、国中から注目されている国民的番組です。 1951年にスタートした紅白歌合戦は、男性が白組、女性が紅組に分かれ、各アーティストが自身の代表曲や、その年にヒットした曲などを披露します。 どのようなアーティストが参加するのか、司会者や審査員は誰に内定するのかなど、放送日までにも何かと話題を集めるこの番組ですが、年々パワーアップし、お正月最初のワイドショーの話題を独占してしまうこともあるほどです。 司会者にはその年の朝ドラのヒロインや人気アイドルグループ、アナウンサーなどが選ばれることも多く、なかなか見られない司会ぶりを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。 地上デジタル放送が開始してからは、データ放送を利用して採点に参加できる「お茶の間審査員」というシステムが導入されました。 テレビの前の視聴者も、会場にいるような感覚で審査に加わることができるので、よりいっそう楽しめるようになりました。 世代を越えて楽しむことができる紅白歌合戦は、色んなひとが見ているという歴史からくるものなのです。 幅広い年代のアーティストが参加しているのも、子供から大人までが皆楽しめるようにとの配慮からであって、見ている人を飽きさせないパフォーマンスも見どころです。 参加アーティストの煌びやかな衣装と、圧巻の歌唱力にも注目ですね。 これまでの対戦結果は、紅組が28勝、白組が32勝となっており、白組がやや優勢といったところですが、そんな勝敗のゆくえも見どころの1つといえますね。 日本の大晦日の風景として、家族揃って今で紅白歌合戦を見るというのは、よく見られる光景です。 色々な人が見て来たからここまで続いている紅白歌合戦ですが、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。 今年を象徴する楽曲や審査員の顔ぶれなどを楽しみながら、その瞬間を見届けたいですね。