1年が終わると改めて思う
1年の終わりを実感することは、色々とあります。大晦日になると、カレンダーを見るだけで感じる人もいるかもしれません。しかし、多くの人は、ある番組を見ることで実感することが出来るでしょう。 それは、紅白歌合戦です。この番組を見ると、1年が終わると思うという人は、とても多いはずです。紅白歌合戦は、毎年、大晦日の夜に放送されます。昔は、夜の9時ぐらいからスタートだったのですが、最近は、もう少し早い時間帯から始まり、放送時間もとても長くなりました。男女が紅白にわかれて、たくさんのヒット曲を歌います。衣装も華やかで素晴らしいですし、セットも豪華で、見ていてとても楽しむことができる番組です。若い人に人気がある歌手から、お年寄りに人気がある歌手まで、様々な人が出てくるので、とても幅広い年齢層が楽しむことが出来ます。 また、紅白歌合戦は、歌の合間に色々なショーなどを入れているところも、大きな見どころとなっています。その年にあった出来事などにからめたり、とても華やかで面白いショーが行われ、楽しく盛り上げてくれます。 紅白歌合戦を見ながら、年越しそばを食べることが、必ず決まりになっているという家庭も多いでしょう。ゆっくりと年越しそばを食べながら、紅白歌合戦を見て、1年間にあったことをふり返ってゆくのです。 そして、もっとも多くの人が、1年が終わると改めて思う場面は、紅白歌合戦のラストであるはずです。紅白どちらが勝ったか勝敗が決まった後に、出演した歌手が全員舞台の上で、蛍の光を歌います。哀愁をおびた美しいメロディは、とても年の終わりというものを実感させてくれます。暮れてゆく年と、来年への希望を、思い起こさせてくれる場面なのです。会場の人々も一緒に蛍の光を歌いますので、なおさらです。 このように、紅白歌合戦は年末の区切りになる番組です。だからこそ、高い視聴率ですし、いつまでも続いていく日本の番組なのでしょう。